2007年03月15日
反動?
ビームライフルの反動?
あるよ。
質量のある物質に運動エネルギーを与える装置でそれを射出すると、反作用があるのは当然。ただ、ミノフスキー粒子の質量が設定されていないので、その別状態であるメガ粒子の質量も分からず、どの程度の反動があるのかは想定もできない。質量のない光子のビームであるレーザーなら反動はないけど、ガンダム世界で一般に使われてるのは有質量粒子であるメガ粒子を高速で、なおかつ収束させて(コヒーレントな状態にして)撃ち出すビーム兵器。
ガンダムのビームライフルはエネルギーCAP技術により、艦砲並の出力のビームを撃ち出せるが(蹴りだす力)、収束距離(粒子の速度を揃えてビームを束ねておく力による)ははるかに短いだろう。収束にも莫大な電力を使うので(メガ粒子の収束にはIフィールドを使うらしい)、MSの携行するビームライフルが本当の意味で艦砲並になることは宇宙世紀を通してなかっただろうし、また戦艦とは想定される交戦距離が違うのでそのことは問題ではないだろう。
戦艦がビーム兵器を使うほぼ唯一の理由は弾速にある。
遮蔽物がなく、水平線もない宇宙空間では敵との対峙距離が地球上とは桁違いのオーダーとなるため、飛翔速度の遅い無誘導の実包弾はそう簡単に命中するものではない。
MSがビーム兵器を使う理由もやはり弾速だろう。戦艦よりもはるかにちょこまかと軌道を変えて動く敵MSを狙撃するなら、着弾までのタイムラグのほぼない(MSの交戦距離での話)ビーム兵器は非常に有効である。
着弾の衝撃で敵を外から破壊する運動エネルギー兵器を「南斗」とするなら、濃密な粒子ビームが着弾した時に発生する「熱」で装甲を溶解させ貫通、プロペラント等の激しく熱膨張する物質に引火させることで内部より破壊することを主眼としているビーム兵器は「北斗」であるといえるだろう。ちなみにビームサーベルは水鳥拳で・・・
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この記事へのコメント
あるよ。
電磁放射を受ける物体の表面には放射圧とか輻射圧とか光圧などと呼ばれる力が加わります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E5%9C%A7
詳しくは↑
ゴメンナサイ
なんかすごく気になったもので。
しかしそこで発生する圧力は質量の移動による運動エネルギーの伝播ではないので文脈に含む必要ないと思い無視しました・・・そっちは光の波長が変化する時のエネルギー放射によるもので、エネルギー密度が極めて低いために、兵器として実用的なサイズでは反動を感じられるほどの加速度は得られないということで。
・・・まてよ、じゃあ十分にエネルギー密度が高い超強力なレーザーを完全に反射する鏡は相当な圧力を受けるのか?
教えてエロイ人!